エステでの施術は、思春期ニキビや毛穴の汚れなどのシンプルなメカニズムで起こっている問題以外にもとても効果があります。
例えば、大人ニキビは自宅でのセルフケアで完治させるのがとても難しい症状ですが、エステでプロのエステティシャンと一緒にケアすることによって、最短ルートで治すことができます。
とはいえ、エステは自宅で化粧品や美顔器を使ってセルフケアするのとは違い、詳しい金額がわからない、予約を入れてカウンセリングを受ける必要があるなど、始めるまでのハードルが高いもの。
一刻も早く肌をきれいにするために、エステでの保湿ケアや毛穴洗浄の詳細・概要をご説明します。
目次
エステでの保湿ケアや毛穴洗浄、いちばん気になるのはやっぱりお値段
例えば40代以降で信じられないほどお肌がきれいな人は、間違いなくエステかクリニックに通っています。
そう断言できるほど、エステの効果は抜群です。
でも、20代から通っているからと言って、早すぎるとか、肌に贅沢をさせすぎるということはありません。
エステではひとりひとりの肌状態に合ったケアを提案してもらえます。
エステの効果が絶大であることは、もうかなりの女性の知るところとなっていると思います。
そして、美肌を目指す多くの人が、本音では「一度は体験してみたい」と思っているんじゃないでしょうか。
そうなると気になってしまうのがお値段。
エステ=高いというイメージがあって、なかなか踏み出せなかったり、自分には贅沢すぎると思っている人もいると思います。
実際には、元エステティシャンの私の印象では、拍子抜けする金額で思った以上のケアを受けることができます。
具体的に各エステの保湿コースの金額を調べてみました。
各エステサロンの保湿or毛穴洗浄コース料金
ジェイエステティック(2回・4つのコースから選択)2,000円
エルセーヌ(体験1回)1,000円
BLV(初回60分)3,000円
TBC(初回65分)5,000円
たかの友梨(初回60分)3,240円
ヴィトゥレ(全13回)114,000円
ここで例に挙げたほとんどは体験価格ですが、体験コースがない最後のヴィトゥレの13回分を見ていただけるとわかるように、月々1万円に届かない金額で施術を受けることができます。
TBCやたかの友梨など高級路線を打ち出しているサロンでは月々1万円~2万円ほどかかることもありますが、超えないコースもあると思います。
月々1万円以下なら、ヘアサロンにかけている金額より安いという人もいるくらいではないでしょうか。
こんな風に、エステでの施術はとても気軽に受けられるようになっているんですよ。
さらに言うと、エステのお値段が下がったことによって、とても若いお客さまもご来店されます。
学生さんや、思春期ニキビに悩む高校生さんが通われることもあります。
そんな若い方たちのことを考えて、支払いやすい月額制や自社分割を導入しているサロンも増えています。
ローンを組むのはちょっと…と思っている人にも、案外ハードルは低く設定されているんですよ。
エステでの保湿ケア・毛穴洗浄の効果
思春期ニキビや毛穴汚れの場合、初回体験だけでもかなりの効果を感じることができると思います。
自宅で化粧品や美顔器でのスキンケアをしてきた人なら、その即効性と持続力には驚かされるでしょう。
毛穴洗浄に使われるエステの機器は、主に超音波を使います。
その方法はいくつかあって、
・超音波ピーリング(スクラバー)
・ミスト洗浄
・超音波タッピング(パーミエーション)
の3つが主にエステで使われているものになります。
他にも、温めて浮かせる温熱タイプの機器も施術の心地良さから根強い人気があります。
超音波ピーリングは、その名の通り、人体には感知できないほどの超微振動によって肌表面に滞っている角質をはがしていきます。
ミスト洗浄は、アルカリ洗浄水を超音波によって細かいミスト状にして毛穴に入り込ませ、皮脂を分解して溶かします。
超音波タッピングは肌に超音波振動を伝えることによって汚れを肌から浮き上がらせる効果があります。
肌に触れる部分は金属になっていますが、金属アレルギーのある方には18金コーティングのものを無料で用意できるサロンもありますので、カウンセリングで聞いてみてくださいね。
エステの真価は保湿ケアにあり!
エステでの毛穴洗浄は、自宅でのケアとは明らかに段違いの効果が出ます。
ただ、これだけではまたすぐに同じ問題に悩まされることになってしまいます。
思春期ニキビや毛穴汚れのような単純な原因に対する効果だけでなく、起こるメカニズムが複雑な大人ニキビにも効果てきめんで、自宅での毛穴ケアよりも直後の美肌が長持ちするのは、毛穴施術に引き続く保湿ケアのおかげです。
エステでの毛穴洗浄施術の基本的な流れは
クレンジング→毛穴洗浄→(パック)→保湿マッサージ
という風になっています。
エステの保湿がすごいのは、まず、使っている化粧品がエステ専売品で、市販するととんでもない金額になるものもあるということです。
POLAやメナードなどの一部エステサロンでは販売している化粧品を、いわばボトルキープのような形でフェイシャルエステに使用する場合がありますが、ほとんどの大手サロンでは、エステに使用する化粧品は業務用やエステ専売品です。
エステの保湿化粧品、市販とはここが違う1.保存料が違う
このエステ専売品は、長く置いておくことを念頭に置いていないため、市販品とは違う、肌に刺激の少ない保存料を使っていることが多くなっています。
また、エステでは一度で大きな効果を上げることが必要になるため、思い切り贅沢な成分が詰め込まれていることがほとんどです。
エステの保湿化粧品、市販とはここが違う2.配合成分の濃度が違う
市販品と同等の成分配合になっているものはないと言っても過言ではないでしょう。
プラセンタ、ビタミンC誘導体、高濃度の植物成分などが、通常では考えられないほどこだわって高配合されています。
エステの保湿化粧品、市販とはここが違う3.症状にあわせたアロマ
また、エステではアロマも重要な役どころを担っています。
アロマには女性ホルモンや自律神経のバランスを整える効果があるので、サロンによっては症状に合わせて違う植物香料を使った化粧品を選んでいる場合もあります。
エステで洗浄よりも保湿に重点を置いている理由
毛穴洗浄でできることは対処療法です。
エステでの毛穴洗浄はホームケアとは違って強力で長持ちはしますが、肌質を改善してくれることはありません。
大人ニキビやそれを引き起こしている敏感肌を改善するためには保湿が必要不可欠です。
敏感肌には大人ニキビと同じように様々な原因がありますが、
・きちんと角質層が形成されていない
・免疫反応が正常に働いていない
という2つが大きな原因の柱になってきます。
炎症によって角質層を形成する保湿成分や脂質がきちんと作られないこと、自律神経や女性ホルモンのバランスが崩れて、免疫反応がうまくいかずに外的刺激に対して過敏になってしまうということです。
エステでの保湿ケアは、高度な対処療法と同時に、炎症を抑えて角質層のサポートをし、自律神経バランスを整えて、次のニキビができない環境を整えます。
事前にカウンセリングすることによって、プロの選定による肌に合ったケアが受けられることも、肌を根本改善できる大きな要因です。
自宅ケアでどうしてもニキビが治らない、そんな悩みを持つ人は、一度エステでリセットするのが最短ルートかもしれません。